こんなことがありました。

イベント 思春期保健講座開催

 8日の全校道徳で、思春期保健講座を行いました。昭和中の子どもたちは、『幼いときから友人関係にあり、男女の性別を超えた仲間意識が高い』というよい面がある一方で、『男女の性差を理解して相手と関わる力が弱い』という心配な点があることを軸に授業を展開しました。
 男女の脳の構造には違いがあります。二人で会話をするだけで心が満たされたり、一緒に出かけるだけで心が満たされたり、心情面が優先されるのは女性に多く見られる反応であること。また、二人で会話しただけでキスや性的接触が可能だと思い、体の反応が優先される人もいるということ。もちろんその反応には個人差があります。個人差があるからこそ、性の違い】を理解して、関わることが大切であることを伝えました。
 授業の中では、実例としてあるキャラクター着せ替えゲームアプリを使用しました。そのゲームアプリには、チャット機能がついており、そのチャットから個人のTwitterアカウントを交換し、個別のやり取りができるようになります。その様子を、実際に生徒に見せました。自分の住んでいる地域や年齢など個人情報を送り合い、そして、相手から写真が送られてきます。その相手は、とってもかっこいいイケメンハート。でも、相手が男性であることを、ここで初めて知ります。相手は私に、「写真を送って」と求めます・・・。というところでネタばらし。実は、Twitterの相手が、会場にいる先生であることを明かしました。そのゲームのアバターは、基本的には女の子のアバターであるため、そのアバターを作成した相手が男性なのか女性なのかは分かりません。
 インターネットやスマートフォンなどの普及により、私たちの周りに溢れる情報。その中には、子どもたちの目には触れてほしくない性に関する情報もたくさんあります。子どもたちが、自分で正しい情報の選択ができるよう指導をしていきますが、ご家庭でも子どもたちがどのようなゲームやアプリを使っているのかを把握し、指導していただければと思います。