薬物に近づかないこと
薬物乱用による健康被害、社会的影響、乱用薬物の種類などについて学ぶ薬物乱用防止教室を開催しました。
講師は、会津保健所医療薬事課 薬剤師の小荒井優子さんです。
講話の中では、小荒井さんが実際に対応した薬物乱用者の特徴などを交えてお話いただきました。
薬物乱用者の中には、薬物を手に入れるためにウソを重ねたり、窃盗をしたりする人もいることや、私たちが『ドラッグ』という言葉からイメージする、大麻や覚せい剤、MDMAなど以外に『市販薬』として売られているもので乱用をしている人がいること。
「かぜ薬だよ。」といわれて友人からもらった薬に『ドラッグ』が混入されていた事案があるなど、
『薬物は私たちには遠い存在』との考えを改めなければと思いました。
実際に会津保健所管内でも数件の薬物事案が起こっているそうです。
【生徒たちの感想】
○ 薬物の恐ろしさを知れました。僕は薬物の乱用は絶対にしないようにします。依存症の話は最近よく聞くけど、詳しく知らなかったので知れてよかったです。依存症は、薬物だけでなくゲームなどにもあることがわかり、ゲームのやりすぎには注意したいと思いました。
○ “1回くらいなら乱用してもいいんじゃないのかな、1回くらいならやめられるっしょ”と思っていたけど、1回やったらやめられないんだなと思いました。また、自分は乱用しないようにしようと思ったし、さそわれたら逃げようと思いました。
○ 暇があればゲームをしていることがよくあるので、のめりこみ過ぎないように今のうちから自分でセーブできるようにしたいです。
○ お医者さんや薬局で買った薬を目的以外で使用すると薬物乱用になるということは、今までこのような教室で詳しく教えてもらったことがなかったので、気をつけて使用するようにしようと思いました。依存してからはもう自分ではコントロールできなくなり、警察に捕まえられたときに「ありがとうございます。」と言ってしまうほどに薬物は危険だと知りました。